「国連の限界と可能性〜ルワンダからダルフールまで〜」
セミナー報告
【本セミナーの目的】
①アフリカにおける民族紛争の背景、事実の理解促進
②国際政治の視点から、<平和の創造>について考えてもらう
③「国連」、「市民社会」、「私たち」という3つの視点から
それぞれの持つ可能性について考えてもらうきっかけの提供
⇒アフリカ開発会議の成功の鍵を握る市民社会におけるアフリカへの関心喚起
世界の諸問題に目を向けることで、国際理解の第一歩となる
第1部
ルワンダ・ダルフール概要説明
プレゼンテーター:山本 竜也(慶應義塾大学2年)
主にルワンダ・ダルフールで問題となっている民族紛争の経緯や事実についてのプレゼンテーションを行いました。当日配布したルワンダ・ダルフール問題についてまとめたハンドアウトや途中「ホテル・ルワンダ」の映像を織り交ぜることによって、難しい問題をわかりやすく効果的に参加者に理解していただくことができたかと思います。
ルワンダをめぐる国際連合での議論の流れ
プレゼンテーター:関 龍 (獨協大学2年)
ルワンダ・ダルフールの概要説明を踏まえて、国際連合ではどのような議論があったのかについてのプレゼンテーションを行った。具体的に、ルワンダにおける国連平和維持活動について国連安全保障理事会での各国の議論や立場を説明していきました。
明石 康 氏 講演「国連の限界と可能性」
「国連の限界と可能性 ~ルワンダからダルフールまで~」というテーマで、元国際連合事務次長である明石康氏から講演して頂きました。
明石氏からは、日本はTICAD4とG8サミットがあり、政治外交的ビジョンを求められていること、我々は国益のため、世界平和のため国連をうまく使用する必要があること、国際社会では外交儀礼を重んじるべきであること、そして最後にアイデンティティと誇りを忘れないでほしいとメッセージを頂きました。
第2部
映画上映「ホテル・ルワンダ」
映画「ホテル・ルワンダ」を上映しました。